新型コロナ抗体測定サービスが福岡大学薬学部の薬剤師実習前検査に採用
KAICO株式会社(福岡市西区、代表取締役:大和建太、以下:KAICO)は、2022年1月に、企業・団体向けに新型コロナウイルスの抗体測定サービス(以下:本サービス)を開始しましたが、今般、本サービスが福岡大学薬学部の学生を薬剤師実習に派遣する前の抗体検査に採用されました。
本サービスは、新型コロナウイルスに対する抗体価を測定することを目的としています。現在新型コロナウイルスに罹患しているかを確認するPCR検査や抗原検査とは異なり、ワクチン接種後に抗体がどれくらい保持できているかを確認するもので、自宅や学校、職場などで自己採血し郵送することにより簡易に抗体価を数値で評価できます*1。ワクチン接種後の抗体の保持状況には個人差があります*2ので、個人のワクチン接種後の抗体価を管理できます。
福岡大学薬学部では、5年生を薬剤師実習で実際の店舗研修に派遣するにあたり、PCRや抗原検査で現在の非感染を確認するとともに、ワクチンを接種すると重症化しにくいことが判明していることから、ワクチン接種後の抗体保持量の測定を実習前に実施することになりました。
福岡大学薬学部 教授江川孝様は「薬局研修は学生が実際に患者様と接する大事な機会であり、新型コロナへの非感染証明に加えて、ワクチン接種の効果を見える化することにより、実習する学生、また実習先薬局の安全・安心を担保することが目的」と、採用意義を伺っております。
福岡大学薬学部の5年生は、3月から時期をずらせて4回に分かれて実習が予定されており、それぞれが実習派遣前に検査を行うことになります。
KAICOは、カイコを利用して難発現(生産の難しい)タンパク質の医薬品・診断薬・試薬を開発することを目的に、2018年4月に設立した九州大学発のベンチャーです。
今後もカイコの技術を様々な商品開発に活かし、アフターコロナの日常生活における安全・安心確保に貢献することを追求してまいります。