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養蚕

New! 蚕日記②〜繭出荷プロセス〜

今回は駒ヶ根市で飼育されている蚕が繭になり、その後どのように出荷されるのかを駒ヶ根シルクミュージアムよりご紹介いただきます。

※ 飼育は2024年8月~9月に行われたものです。


駒ヶ根シルクミュージアムです。

蚕が上蔟(じょうぞく)をしてからは、給桑をする必要がなくなってしまうため、飼育作業がひと段落します。それでも毎日様子をみて、蚕たちの状態を確認します。

9月22日からは収繭作業が始まりました。蚕たちが蔟(まぶし)につくった繭(写真1)の回収です。そして、出荷に向けて毛羽(けば)とりを行いました。写真2の手のひらにある右側の繭が毛羽を取る前、左側が毛羽をとった後の繭です。一つずつ手作業で毛羽を取っていくので時間と手間がかかります。こうして綺麗になった繭はKAICO株式会社へ出荷いたします。

当館での今年の養蚕はこれで終了です。蚕が感染症にかかったりせず、無事に養蚕を終えられたことに胸を撫で下ろしています。

展示用の蚕は飼育を続けていきます。実際の蚕をみてみたいとお考えの方はぜひご来館をおまちしております。

拙い文章ではございますが、最後までお読みいただきありがとうございました。また来年の養蚕がはじまりましたら、よろしくお願いいたします。