養蚕
蚕日記①〜駒ヶ根市の飼育作業〜
今回は、前回コラム「駒ヶ根市『地域おこし協力隊』」で紹介いたしました駒ヶ根市の油谷様より、今年8月から9月に渡って駒ヶ根市で行われた蚕の飼育についてご紹介いただきます。
駒ヶ根シルクミュージアムです。
早速ですが、当館の養蚕の様子について簡単に説明いたします。
当館では、1齢から3齢までの蚕はミュージアム内にあるインキュベーターで、4齢から5齢の蚕を今は使われていない教員住宅を利用して飼育をしています。餌となる桑は、スタッフが畑から必要な分を摘んできます。
現在飼育をしている秋蚕は8月24日に掃き立てたものです。はやいものは9月14日に上蔟しました。当館では上蔟をする際に、プラスチックの蔟を利用しており、蚕を1頭ずつ蔟に移していきます。(写真1)
また、今回は新たな試みとして、様々な種類の蚕(遺伝子突然変異体)の飼育に挑戦しました。黄色のものや、こぶつきの蚕など様々です。(写真2)
これらの蚕は期間限定で展示いたしました。
上蔟した蚕たちは間もなく繭をつくりはじめます。蚕たちがつくる綺麗な繭が楽しみです。